借金の連帯保証人になるデメリットと断る方法について

借金の連帯保証人になるデメリットと断る方法について

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2018.11.14

 
 
 
 

 
 
 
 

身近な人が借金を抱えた時、保証人や連帯保証人になってほしいと頼まれることがあります。頼まれてしまうと気軽な気持ちで受けてしまう人も少なくないのですが、そこで注意しておかなければいけないのが保証人と連帯保証人の違いと被ることになるデメリットやリスクの問題です。
そこで今回は借金の保証人と連帯保証人の違いやデメリットを解説するとともに、断る方法も紹介します。

 
 

借金の連帯保証人とは

 
 

債権者が債務者に対してお金を貸すなどの融資を行う場合、万が一返済されなくなった場合のリスクを考えます。実際に返済が滞ってしまったり、債務者が行方不明になるなど借金の回収が困難になってしまうケースも少なくありません。
このように債務者が何らかの理由で借金を返済できなくなってしまった場合に、代わりに返済を催促することができる対象が連帯保証人です。
 
 
連帯保証人になった人は債務者の代わりに残りの借金を背負うことになるので、返済義務も債務者から連帯保証人の方へ移行されます。このようなシステムから連帯保証人は「人的担保」と呼ばれることもあり、債務者が本来背負うべきものをいきなり背負わされてしまうというリスクを抱えた存在なのです。
 
 

ただ債務者からすると連帯保証人などの人的担保を付けないと融資を受けられないことが多いため、非常に重要な存在として親類や知人にお願いしてくる人も少なくないと言われています。

 
 

保証人と連帯保証人の違いはどこにあるのか

 
 

借金の人的担保には大きく分けて、保証人と連帯保証人の2種類があります。いずれも債務者が何らかの理由で借金の返済ができなくなった場合に返済義務を背負わされる存在である点は共通していますが、実は保証人と連帯保証人には大きな違いが存在します。このため違いを知らずに引き受けてしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれてしまう恐れがあると言われています。
 
 

そんな保証人と連帯保証人の違いとして挙げられているのが、権利の有無です。保証人は債権者から借金の返済を求められても、「催告の抗弁権」、「検索の抗弁権」、「分別の利益」と呼ばれる3つの権利を行使することができます。これによって突然返済を求められてもまずは債務者に返済を求めるように要求することができますし、返済することになっても保証人の数で返済額を分担することが可能です。そのためいきなり債務者の借金を全て背負う必要はなく、責任からも逃げることが可能となっています。
 
 

それに対して連帯保証人の場合はこれらの権利を行使することはできないため、借金の返済を求められたら全てを債務者と同じように背負わなければいけません。このことから連帯保証人は債務者とほぼ同じ立場になってしまうので、自分が借金を背負うのと同じであると考えられています。

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

借金の連帯保証人のデメリットやリスクについて

 
 
借金の連帯保証人になるデメリットとしては、その特徴から債務者が返済できなくなった時に全ての責任や負担を背負わされてしまう点があります。保証人と違って抵抗する権利を持たない連帯保証人は、債権者から返済の催促が来れば逃げることができません。

 
 

しかも連帯保証人が1人しかいなかった場合は、債務者のようにほかの連帯保証人に責任を負わせることができないのです。このため立場は債務者と同じですが、被るデメリットやリスクの大きさは連帯保証人の方が大きいということになります。
 
 

しかも一度連帯保証人になってしまうと、あとから連帯保証人を辞めるということができないとされています。これは債務者が債権者と交わした契約として書面にも残されている点が理由とされていて、自身が連帯保証人になると署名や捺印をしてしまうと途中で破棄することができないのです。
その結果、債務者が借金の返済を完了するまで連帯保証人としての責任が続くという点も大きなリスクとなっています。

 
 

連帯保証人を頼まれた場合の断り方

 
 

このように連帯保証人は保証人と違ってデメリットやリスクが大きいことから、ならない方がいいと言われています。実際に保証人を依頼される場合よりも連帯保証人を依頼された場合の方が断られるケースも多いですし、安請け合いをする人の割合も少ない傾向にあるようです。それでも連帯保証人を頼んでくる人はいますし、相手との関係性によってはなかなか断りにくい、どのように断ればいいのかわからないと困っている人もいます。
 
 

そんな人におすすめの断る方法としては、きっぱりと断ることだと言います。例えば配偶者や配偶者の親から連帯保証人にならないようにきつく言われていると伝えておけば、相手もしつこくお願いしにくいです。さらに連帯保証人になってしまったら離婚問題に発展するなど深刻な状況にあることを伝えれば、大抵の人は1回で諦めてくれる傾向にあります。
 
 

また多重債務などの理由をつけて、連帯保証人になることができないと伝えるのも効果的です。実際に多重債務がなくても連帯保証人になることそのものが不可能であると伝えることで相手も理解しやすいですし、どうしても納得してもらえない場合はブラックリストに入っていると付け加えるのがおすすめされています。
ほかにもすでにほかの人の連帯保証人になっているという断り方も有効なので、本当でも嘘でも連帯保証人にはなれないとはっきり伝えることが断る方法としてはベストです。

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

連帯保証人は保証人よりもデメリットが大きいので必ず断った方がいい

 
 

債権者から融資を受けるためには、債務者は保証人化連帯保証人を立てる必要があります。ただ保証人と連帯保証人の違いやデメリットを考えると、連帯保証人になると大きなリスクを背負わなければいけなくなるのです。
このため連帯保証人を頼まれても引き受けないことが大切ですし、なかなか断れないという人ははっきりと断ることでリスクを回避することが重要だとされています。

 
 

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