主婦の借金相談~家族に内緒での整理はできる?できない?

主婦の借金相談~家族に内緒での整理はできる?できない?

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2018.06.18

まずは家族に相談するのが原則

「収入がない(あるいは極めて少ない)主婦の借金」は、非常に大きな問題になっています。定収入がある場合は少しずつでも返していくことができますが、専業主婦あるいは極めて少ない収入しかないという場合、これを返していくことができず、行き詰ってしまうことも決して珍しくありません。

主婦が行う借金の場合、その多くは、「生活費の補てん」を目的にしていると専門家は指摘しています。いわゆる「遊行費」などで使うわけではなく、日々の生活のやりくりのために少しずつ借りて、やがてそれを返せなくなり自転車操業(借金の場合は、「Aという会社から借りた借金を返すために、Bという会社から新たに借金をする。

そして、B会社への借金を返すためにC社から借りる……というようなことを繰り返すことを指す」に陥ってしまう、というかたちが多いとされています。

専業主婦あるいは低収入の主婦が借金をする場合、「家族には内緒でお金を借りた」というようなことも珍しくはありません。やりくりがうまくいっていないことを指摘されるのを嫌がったり、家族に恥ずかしいところを見られたくないと考えたりするのがその理由です。

この「秘密にしておくこと」「家族にばれたくないと考えること」は、しばしば大きな問題を引き起こします。たとえば、1か月の収入が0円もしくは10万円以下の人にとっては100万円という借金額は途方もなく大きな金額に思えますが、月収が50万円を超える人にとっては十分に返済可能な額です。

また、「借金をしていること」を秘密にしていることで、家族関係がぎくしゃくしてしまうなどのデメリットも起こり得ます。
「妻が借金をしていた場合、それを正直に打ち明けてくれたのならばいくらでも助けられる。でも秘密にされていたら、それは信頼されていなかったということだし、今後もいい加減な金銭管理をしていきそうだから離婚する」と語る人もいます。

このため、まずは家族に話し、問題を共有する姿勢が求められます。口火を切った時はけんかも起こるかもしれませんが、状況の悪化は避けられます。

家族に秘密で解決する方法とそのリスク

それでも、やはり内緒で整理をしたいのであれば、専門家の力を借りることが必要になってきます。
この場合は、「任意整理」というかたちをとることになります。

これは、裁判所を介さずに債権者と交渉をしていき債務整理をしていく方法です。弁護士を介して行われるものであり、「破産」「個人再生」とは大きく性質が異なるものです。この方法を選んだ場合、官報による公告を免れるため、職場や家族にもばれにくくなります。

「借金をしていること」がばれる原因の一つとして、「債権者からの郵便物」がありますが、任意整理をするとこれらの郵便物も弁護士に届くようになります。また現在は、弁護士から送られてくる郵便物も弁護士事務所の名前が入っていないものが利用されることもあり、この点も心配いりません。

任意整理をした場合でもブラックリストには入ります。しかしこのブラックリストも、家族が勝手に見ることはできません。このため、任意整理だけで事が片付けば、家族に知られることなく借金問題が収束します。

ただ、借金をするときに保証人として家族を設定していたり、結局訴訟に至ったりした場合は家族にばれる可能性が高くなります。自分で最初に借金があることを告白していたときよりもこのかたちでばれた方が、家族関係は悪化しやすいといえるでしょう。

もっとも、借金問題を家族に告白するにせよしないにせよ、一番大切なのは「自分一人で借金の問題を抱えないこと」です。
早めにプロに借金相談をして、善後策を講じる必要があります。それによって、状況の改善や事態の解決が見えてくるはずです。

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