借金の保証人を上手に断る方法とは

借金の保証人を上手に断る方法とは

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2018.09.15

「何があっても保証人にだけはなるな」とはよく聞く言葉ですが、保証人になることの危険性をしっかり理解していない人もいるでしょう。なってはいけないと分かっていても、頼み込まれて心が動いてしまうという事態もよくあります。リスクから身を守るためにも、保証人になることの危険性と上手い断り方について考えてみましょう。

そもそも保証人とは何なのか

そもそも保証人とは、借金をする際に決めておく人的な担保のことです。担保とは、借金が返せなくなったときに備えて予め用意しておく財産のこと。例えば家を担保に借金をしてお金が返せなくなると、お金を貸した側である債権者は家を自分のものにすることができます。つまり保証人とは、お金を借りた本人が借金返済不可能になったとき、本人に代わって借金を返す人のことなのです。つまり保証人になるということは、他人の借金を肩代わりするリスクを背負うことなのです。
保証人には「単なる保証人」の他に「連帯保証人」という種類があります。連帯保証人はより重い責務を負う可能性があるため、特に注意が必要です。

周りの人を理由にしてみる

保証人になってはいけないと分かっていても、相手が簡単に諦めてくれない場合があります。お世話になった人や近しい人から頼まれて断り辛くなるということもよくあります。
断りにくいと思ったら、自分以外の人を理由にしてみるのがおすすめです。例えば「死んだ祖父母が、保証人にだけはなるなと言い残したので」などです。本当に遺言が残っているかどうかは問題ではありません。ある意味使い古された文句ではあるものの、現代でもそれなりに通用します。
結婚している人は「義父母がお金に厳しくて」というのも有効です。義両親のことまで突っ込んでくる相手はあまりいないからです。同じく「妻(あるいは夫)が借金嫌い」というのもおすすめです。保証人になったら離婚されると言えば、相手も引き下がらずを得ないでしょう。
「保証人になったせいで苦労している親類がいる」というのも説得力のある言い回しです。ただしこれらは親しい人にはばれてしまう可能性があるので、嘘だとばれて相手に付け入られないよう気を付けましょう。

保証会社を勧める

相手が保証人のリスクをよく知らないまま、保証人になることを頼んでくるというケースもあります。この場合こちらがなぜ必死に断っているのか、なかなか分かってもらえません。そんなときは保証会社をすすめてみるのがいいでしょう。保証会社とは、保証料を支払うことで保証人の代わりになってくれる会社のことです。本人が返済不能に陥ると、保証会社が返済を行い、その後本人は保証会社に対して借金を返していくことになります。
保証料さえ払えば保証人になってもらえるので、保証会社を知らなかったという人なら逆に感謝されるかもしれません。保証料の支払いを嫌がる人もいますが、支払う保証料はそう高いものではありません。その程度の負担も回避しようとする人なら、なおのこと保証人になるのは危険です。

お金がないと伝える

「無い袖は振れない」とはよく言うもので、きっぱりと自分にはお金がないことを伝えるのは、最もシンプルな借金の保証人を断る方法です。
保証人になるにも審査があります。万が一本人が借金を返せなくなったとき、保証人がお金を持っていないようでは債権者が丸損してしまうからです。当然支払能力が低ければ審査には通らないので、そこを利用すればいいのです。
「お金がない」という言い訳が通じなさそうなら、「住宅ローンの返済が大変」「子供が小さいのでお金がかかる」といった理由を挙げるのもおすすめです。
これらのやり方は非常に有効ではあるものの、相手が身内などでこちらの家計をしっかり把握しているという場合は通用しない可能性があるので、使いどころを間違えないようにしましょう。

債務整理をすすめる

生活が苦しくて借金をしようとしている人が相手なら、債務整理をすすめてみるのもおすすめです。
債務整理とは、返済が難しくなった借金を、話し合いや法的手続きによって減額したりゼロにする手続きのことです。任意整理、個人再生、自己破産といった種類があり、借金の額やその人の現在の収入などによって手続きの種類を選ぶことができます。特に借金を借金で返すような生活をしている人に有効です。ブラックリストに載るなどのデメリットはあるものの、返済可能な状態にまで借金を圧縮することができます。また、借金を繰り返して負債額を増やしてしまうという事態も防ぐことができます。
ただ債務整理にはマイナスなイメージが付きまとうため、人によっては受け入れられないこともあります。プライドが高いと、すすめてくれた相手に怒り出すことも考えられるので、言い出す時は相手をよく見て決めましょう。

断っても気にやまないようにしよう

保証人になることを断ったせいで、相手との関係がこじれてしまうのではないかと心配する人もいます。「困っているのだから、突き放すのは悪い」と感じてしまうかもしれませんが、保証人になることは非常にリスクの大きい行為です。通常の範疇を超えた頼みごとなのですから、断っても気に病む必要はありません。自分を守ることを第一に考えましょう。

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