住宅ローンの返済が滞るなら任意売却という選択肢も・・・

住宅ローンの返済が滞るなら任意売却という選択肢も・・・

68view

2018.09.22

住宅ローンの返済が滞る状態が続くと、自宅は競売にかけられてしまうことになります。競売はデメリットが多く、家を失った上多額の借金が残ってしまう可能性もあります。少しでも生活を楽にするためには、競売にかけられる前に任意整理を検討することが重要です。
ここでは、任意整理のメリットやデメリット、費用などについて解説しています。

競売のデメリットとは

住宅ローン返済できない状況が続くと、自宅は競売にかけられることになります。競売とは、債務者の財産を差し押さえて強制的に売却し、得られた売却代金から債権を回収する手続きのことです。不動産競売の場合、手続きは債権者である保証会社が裁判所に申し立てることで行われ、不動産に住んでいる債務者はこの手続きに一切関わりません。

競売は債務者にとって非常に大きなデメリットがある手続きです。特に大きなデメリットが、市場価格よりも大幅に安い価格で自宅が売却されてしまうという点です。事前に内覧できないなどの理由で、競売物件は市場価格の3割から7割程度の値段で売却されています。こうなると自宅を売却してもローンを完済できないばかりか多額の残債が発生することになり、自宅を失った上に多額の借金に苦しむことになってしまいます。

立ち退きを求められれば当然従わなければならない上、引っ越し代金をもらうこともできません。また、近所の人に競売になったことを知られてしまうこともあるため、精神的な負担が大きくなってしまうのです。

任意売却とは

競売を回避するための手段として任意売却があります。任意売却とは、専門の不動産コンサルタントに間に入ってもらい、債権者の合意を得たうえで不動産を売却する方法です。住宅ローンが残っている不動産を売却する場合、本来であれば売却金額でローンを完済しなければなりません。売却価格がローン残高を下回っている場合は、他の手段で差額を用意しなければならないのです。しかし任意売却であれば、売却価格がローン残高を下回っていても売却でき、残債は分割払いで支払っていくことができるのです。

任意売却は、市場価格に近い金額で不動産を売却することができるメリットがあります。競売に比べてローンの残高を小さくすることができる上、その後の返済に関しても無理のない少額返済にすることが可能です。
また、落札されると強制的に立ち退きを迫られる競売と違い、引越し時期や条件に融通が利く点もメリットと言えます。プライバシーも守られるため、近所の人に知られる心配もありません。

任意売却のデメリット

任意売却はメリットばかりが注目される仕組みですが、デメリットも存在します。自分に合った売却方法なのか、事前にしっかりと判断することが大切です。
任意売却のデメリットとしてまず挙げられるのが、信用情報に事故情報が登録される、いわゆる「ブラックリストに載る」ことです。これによって数年間はローンを組んだりクレジットカードを作ることができなくなります。ただ住宅ローンを滞納し続けることでもブラックリストには載ってしまうので、ブラックリストを恐れて任意売却を回避することは賢い選択とは言えないでしょう。

債権者の同意が必要な点も、デメリットの一つです。自分の家だからといって、勝手に売却することはできません。残債よりも低い価格で売却してもいいか、必ず承諾を得る必要があります。素人が交渉して承諾を得ることは困難ですから、任意整理を専門に扱っている業者に依頼する必要があります。スムーズに進めるためにも、依頼先をどこにするのかが重要になります。
全てのケースで任意売却が可能になる訳ではありません。債権者が承諾してくれないときもありますし、販売に至っても買い手が付かなければ成立しません。売れないまま時間が経過してしまい、結局競売になってしまう可能性があることは押さえておきましょう。

任意売却の費用

任意売却は業者に依頼して自宅を売却する方法なので、競売とは違い仲介手数料などの費用が発生します。この点も注意しておきましょう。ただ業者に依頼するために予め費用を用意する必要はありません。仲介手数料は成功報酬なので、任意売却によって得られた売却価格から差し引く形で支払うことができるからです。成功報酬であるため、買手が現れず売却できなかったときは支払う必要はありません。
仲介手数料も宅地建物取引法によって上限額が決まっており、上限いっぱい取る業者がほとんどです。依頼するときに確認しておくと良いでしょう。上限額は「成約価格の3%+6万円+消費税」となります。

任意整理と任意売却の違いは?

任意売却と似た言葉に任意整理がありますが、両者は全く異なるものです。
任意整理とは、債務整理の1つです。弁護士や司法書士に依頼して債権者と話し合いを行ってもらい、払い過ぎた利息を取り戻したり、将来的な利息をカットしたりすることで月々の借金返済を楽にすることができます。
任意整理は整理する債務を自分で選ぶことができるので、残したい財産がある場合にもよく用いられています。住宅ローンの他にも借金があり、そちらを整理すれば住宅ローンが払っていけるようなら、任意整理を検討するのもいいでしょう。

自分に合った方法を選択しよう

任意売却を行えば、競売を回避して残債を小さくすることができます。家を失い多額の借金が残ったのでは生活を立て直すのも大変です。その後のためにも、一度検討するのがいいでしょう。ただし任意整理にもデメリットがあるため、事前に把握しておく必要があります。業者への依頼も必要になるため、自分に合った方法かどうか見極めることが大切です。

このコラムが気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪

みんなに役立つ情報をお届けします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

おすすめ法律事務所を探す

あわせて読みたい関連コラム

掲載中のコラムを見る