ワーキングプアの現状と原因・抜け出すための解決策

ワーキングプアの現状と原因・抜け出すための解決策

38view

2018.10.03

ワーキングプアとは、懸命に働いても、収入が低く抑えられているような状況を表します。雇用の自由化や多様化により、パートタイマーやアルバイト、派遣社員などの非正規雇用での雇用を増やしていった企業の姿勢が、ワーキングプアを増加させることにつながったことはいうまでもありません。その現状と解決策について見ていきましょう。

放置することが許されないワーキングプア

ワーキングプアとは、仕事をしていながらも貧困状態にあることを指し示す言葉です。「プア」という言葉からもなんとなくイメージがわくかもしれませんが、働いても働いても、収入の低さなどが原因となり、貧しい生活を余儀なくされることになります。
生活が困窮しているといっても、そのレベル感や感じ方については、あくまでも、主観的なものであり、人によって異なるというのが現実ですが、年収ベースで概ね200万円以下を指し示すとされます。

年収200万円といえば、全てのサラリーマンの平均値と比較した場合、およそ半分ほどの金額でしかないため、極めて低いといえるのではないでしょうか。月収に換算すると15万円前後になってしまうため、「食べて寝る」という最低限の生活すら脅かされるような現状となっていると言わざるを得ません。ワーキングプアに直面している世代の中心は20代や30代などの若い世代であり、まだまだ自らの力で稼いでいかなくてはならない世代ともいえるでしょう。そのような人たちがワーキングプアから抜け出すことができない社会を放置することは決して許されないといえます。

ワーキングプアが生まれる背景

ワーキングプアが増えていることはわかりましたが、一体なぜ日本に多くのワーキングプアが生まれたのでしょうか。世界でも指折りの経済大国として君臨する日本の労働市場に何が起こっているのかと疑問に思う人も多いかもしれません。いくつかの要因が挙げられますが、労働市場の自由化や多様化などが主な要因として挙げられます。

労働市場の自由化や多様化については、従前のように正社員しか雇用しないというような企業の姿勢を改め、柔軟性を持って広く人材を活用するというものであり、労働者を増やすというプラスの側面があったことも事実。このような流れが生まれることにより、大企業も多くのパートタイマーやアルバイト、派遣社員などを雇用するようになったのです。働く側にとっても、企業のこのような動きに対して、どちらかといえば、歓迎するような姿勢を見せる人が多かったのも現実です。しかしながら、皮肉にも労働市場の自由化や多様化は企業にとってのみ好都合なものになってしまいました。

パートタイマーやアルバイト、派遣社員などの雇用形態は、いわゆる非正規雇用となり、正規雇用とはさまざまな面で格差があることはいうまでもありません。この問題がいわゆるワーキングプアの原点といっても良いかもしれません。労働組合などに守られることになる正規雇用とは異なり、あくまでも、経営側に都合良く使われる立場にあるのが、非正規雇用なのです。多くの企業が、非正規雇用として働く人たちを雇用の調整弁として扱うようになったのが、結果としてワーキングプアを生み出したともいえます。

思い切って転職も視野に

ワーキングプアから抜け出すにはどうしたら良いかという議論も巻き起こっています。現状、ワーキングプアの状況を余儀なくされているという人にとっては、「辞めたら収入がなくなってしまう」や「次の職場が見つかるか不安」などという切実な声が寄せられているのです。

ワーキングプアから脱出するには、転職するという解決策があることも忘れてはいけません。いくら一生懸命に働いても、生活自体がままならないのであれば、仕事を続ける意味がないといってもいいのではないでしょうか。「転職先が見つかるの?」という不安を持つ人もいるかもしれませんが、過度に心配する必要はありません。終身雇用や年功序列などの日本の雇用現場の象徴とも呼ばれるような体制が、崩壊したとされる現代では、転職することはポジティブに捉えられる傾向にあります。

転職アドバイザーからの助言も参考に

ワーキングプアに陥った人の救世主的存在ともなるのが、転職サイトや転職エージェントではないでしょうか。転職にまつわることなら、何でも相談することができるといっても良いでしょう。転職サイトや転職エージェントに在籍する転職アドバイザーと呼ばれる人の助言やアドバイスを参考にすることで、自らの現状を知ることはもとより、今後の方向性をも見つけることができるかもしれません。
働くことは、生活するための資金を稼ぐことだけが目的ではなく、自分自身を成長させることにもつながります。そういう意味では、ワーキングプアであり続けることは極めて由々しきことといえます。

転職に活路を求めるのも一つの方法

ワーキングプアを生んだのは、雇用の自由化や多様化を都合よく解釈した企業の姿勢といえるでしょう。現在もワーキングプアから抜け出すことができずにいる労働者も多くいます。そのような人にとっては、転職という解決方法があるということも念頭に置くべきです。新しい職場にチャレンジすることには不安がつきまとうことになりますが、転職のプロの意見を聞くことも一つの方法です。

このコラムが気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪

みんなに役立つ情報をお届けします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

おすすめ法律事務所を探す

あわせて読みたい関連コラム

掲載中のコラムを見る